木材は多糖類のセルロースが約45%、ヘミセルロースが広葉樹約30%、針葉樹約20% リグニンが広葉樹約20%、針葉樹30%を主成分としていて、副成分として、テルペン、タンニン、リグナンなどを含む複雑で緻密で強靭な構造で水分わ含み構成されています。
長鎖状のセルロースは木材に強さとしなやかさを、網目状のリグニンは細胞同士を接着させながら硬さや曲げ強さを生み、分岐状のヘミセルロースはセルロースとリグニンを結びつける機能を受け持っています。これらの成分は、自然界では化学分解の難しい成分で難分解成分とも呼ばれています。